酒呑童子(しゅてんどうじ)
昔話の悪役・酒呑童子ですが、この正体は何なのでしょう。高橋昌明の「酒呑童子の誕生」によると、疫病(天然痘)を鬼という形で表したもので、天然痘が体を赤くかえるので「酒呑」といわれたのだとのことです。酒呑童子は、竜王(水神)、雷神の顔を持ち、また、初めに子供の姿で現れるので童子なのだそうです。この物語の源流である中国の「白猿伝」「失妻記」の悪役猿が「斉天大聖」を称し、この読み方「チィーティエン ダーション」が「酒呑童子」になったのではないかと記しています。酒のことがあまり話題になっていないのでびっくりしました。物語の持つ多様性がよく分かる本です。
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