カラシナ
カラシナ(辛子菜、芥子菜、学名:Brassica juncea)はアブラナ科アブラナ属の越年草。 野菜(からし菜)として栽培されるほか、種子はからし(和がらし)の原料となる。
日本への伝来は弥生時代ともいわれ、本草和名や和名抄に記載がある。 「芥」でカラシナを意味し、「芥子」はカラシナの種子の意味。 別名ともされるセイヨウカラシナは、カラシナの原種である野生種が、明治期以降に帰化植物となったもの。
クロガラシとアブラナの両方のゲノムを持つ複二倍体で中央アジア原産と云われる。地中海沿岸から伝播する間に、交雑により生じたと考えられている。
栽培するものは10~12月に種をまく。また、川沿いの土手などにも野生化して生えている。高さは1~1.5m。春に開花し、アブラナに似た黄色い花を咲かせる。
葉茎は油炒めやおひたし、漬物などに利用され、種子はからし(和からし)の原料となりオリエンタルマスタードとも呼ばれる。 タカナ(高菜)やザーサイ(搾菜)は、カラシナの変種。
マスタード(洋からし)の原料として利用されるクロガラシとシロガラシは、同じアブラナ科の別種である。アブラナやカブなど、アブラナ科の植物は、辛味成分であるアリルイソチオシアネートの配糖体をもち、種子は種によって差はあるが、いずれも油や辛味を持つ。
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生薬としての利用 [編集]
カラシナの種子は、芥子(がいし)という生薬である。
種子の粉末を微温湯で練ったもの(「芥子泥」という。練りがらし)を神経痛、リューマチ、捻挫などの患部に湿布して用いるが、皮膚に刺激を与えるので最大でも30分程度に留める。 皮膚の弱い人は時間を短くするか、このようなことはしない方がよい。